癌の標準治療
数日前,残念なニュースが流れました。未だ若くしてK1の山本KID選手が胃がんによって亡くなったのです。
現在の日本の制度では,胃がんの場合,2種類の抗がん治療を受けた後にしか免疫チェックポイント抗体治療を保険診療として受けることができない・・・,という事で,山本選手がグアム島で療養を受けていたそうです。一説には,マスコミ取材による混乱を避ける為に,日本を離れたと言われていますが,事情通の方の中には,日本の標準治療による制限を避け,免疫療法を受けるために海外で治療を受けていたという方がいます。
私の周りには癌にかかって直った人が複数います。再発の可能性は拭いきれない様ですが,今現在は化学療法などを行っておらず,数ヶ月に一度の検査だけを行っていて,今のところ癌が消えて直っている方は皆さん元気にはたらいています。
癌にもできる部位により全然様相が違いますから一概に言えませんが,一番親しい大腸癌を患ったかたは,保険の効く正統的な治療のみを行って,直ってしまいました。
この知人は,大腸癌が肝臓に転移し,レベル4といわれ,余命○○(聞いたが忘れた)と宣告されましたが,先ず大腸のがんを手術で除去し,その後化学療法を行い,肝臓の癌が小さく,数が少なくなったところで手術して除去してしまいました。
他の知人達も,保険の効く正統的な治療のみを行って直ってしまったという方がほとんどです。
そんな例が私の周りに多いので,まず正統的な治療をおこなって,その後うまくいかなければ様々な方法を試すというのは,かなり合理的だと思っています。
最近のニュースを見るにつけ,初めから正統的でない治療を行って命を落とすという方が,有名人の中に多すぎます。癌というのは,なぜか国内の正統的な保険の効く治療を軽視する方が多いようで,私にしてみれば不思議な病気です。自分は一般的な治療が効かない,一般的な身体ではないと思っているのでしょうか? 怪しげな民間療法さえあって,無駄な努力を一生懸命やっている方も多い様です。
そう思いませんか?
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