クールジャパン機構のトップが交替
「海外需要開拓支援機構」,一般的にクールジャパン機構とも呼ばれる(何しろ英語名がCool Japan Fund Inc.というのだから)官民ファンドで,株式会社海外需要開拓支援機構法という法律で設立されました。
これが最近やり玉に上がっていたのですね。設立から5年,約30件で600億円以上の投資実績が上がっているものの,約44億円の損失が出ていると会計検査院が公表したからです。
そこで,と言っていいと思いますが,このほど経営陣が交替しました。前任の百貨店出身者からソニー・ミュージックエンタテインメントCEOや日本レコード協会会長などを歴任した北川直樹氏がCEO,英ファンド,ペルミラ・アドバイザーズの日本法人社長時代に,あきんどスシローの再生に携わり、公募で就任が決まった加藤有治氏がCOO。
ある意味,金銭的に成功するなら官民でやる必要はない。民民でやればいいのですwww。そもそも民間投資の「呼び水」となるリスクマネーの供給を行う事を旨とする組織ですからね。
無駄な事,可能性のない事を敢えてやる必要はないが,日本の宣伝,アピールは必要。
日本への観光客の誘致にも効いてくる事でもあり,表面的な成功・失敗に一喜一憂する事なかれ。
しかし「投資先は、クールジャパン機構に出資している企業ばかり。“お友達利権”機構」という批判には,充分耳を傾けて欲しいですけれどね。
(イラストは,フリーイラスト素材サイト「いらすとや」より。「クールジャパン」で検察して出てきたイラストです。「クールジャパン」って,こういうイメージ?)
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