鳥越俊太郎氏が電子マネー強制社会に怒り
78歳の鳥越俊太郎氏が 「私たちは現金世代」として「電子マネー強制社会に怒り」という記事がありました。
まあ記事を読むと,それほど怒っているとも思えないのですが,表題から連想できるようなことをいっています。
ただこの鳥越氏の話は,老人がカードやスマホやQRコードを使えないというのが「一般的だ」と思っているところが,現在の実態を表していません。
私の周りの80歳代の方々は,カードでの決済などお茶の子だし,スマホを持っていらっしゃる方も大勢います。
NPでも,時々老人はPCを使っていないと思っている方がいますが,今から20年前,現在80歳代の方が現役のころ,もう会社にはPCが導入されていましたから,老人が皆PCの操作ができないというのは幻想です。
ウチの近所にお住まいの某区シルバー人材センター職員の方によると,以前から募集のリストは毎日更新されネットで配信されており,IDとパスワードで人材センターに登録された高齢者の方が家庭や事務所からPC経由で閲覧しているし,毎月の就業報告をネットでシルバーーさんから連絡を受けるセンターも現れたとの事。
まあ,現金しか使えない人やガラ携しか持っていない人がどんどん不便になっていくのは確かです。
太古の昔,物々交換でやっていたのがお金という物ができて,物々交換しかできない人が現代同様ブツブツ文句を言ったものと思いますが(多分www),「鳥越さんがそれをいっちゃあおしめ〜よ」という事でしょう。むしろ,「カードもスマホもやってみれば大して難しくないから,高齢者もどんどんチャレンジしていきなさい」とか,「はじめは現金でない支払いは違和感があるかと思うが,なれればたいしたことはありません」とかいうべき立場だと思いますよ。
いくら高齢者がブツブツ言っても,世の中はそっちの方向に進んでいくのですから。
(写真は,アマゾン書店のホームページより。)
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