安田純平氏が帰国
シリアで行方不明になり,反政府軍に誘拐されていたフリージャーナリストの安田純平氏が解放されましたが,それについて橋下徹氏が「安田純平は早く謝れ。失敗して税金で保護された奴が英雄なわけないだろ」と言ったという話がネット上に流れていました(この発言を含むビデオを見た方の話では,実際にはそれほど横柄な言い方をしていないという話ですが)。
わたしはそう発言しているビデオを確認していないので何をか言わんやですが,上の「」内の発言内容については私も同意です。救出された事は良かったですが,けじめはつけておかないとね。
私は,いわゆる「自己責任」論にはそれほど賛成しません。日本人ジャーナリストが現地に入って報道する必要性は,社会的にあると思っているからです。紛争地には住民がいて,その人達は状況を世界に知ってもらいたいと思っているでしょう。ソレラを伝えるのは,第三国のジャーナリストでなければなりません。
しかし,その「任務に失敗した」事は確かで,日本政府としてどんな手段を使ってもそれを救出する事は義務だと思います。そしてそちらの方は成功して,よかったという事です。
でも,自分から行った人は帰ってくるけれど,拉致された人は帰って来ない・・・。
(写真は,アマゾン書店のホームページより。)
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