「いまさら聞けない! ブロックチェーンの凄さ」という記事
「いまさら聞けない! ブロックチェーンの凄さ」という記事がありました。まあ,少し前にはよくありがちな記事でした。
>従来のオンラインバンキングにおける銀行のように中央集権的な管理機関を持たない
この冒頭はパブリックブロックチェーンの事を言っていますね。
>世界最大のスーパーマーケットチェーンWalmart,不動産テックのZWEISPACE JAPAN,米国のverisart,デジタルなポイントやスタンプ、富士通はクーポンなどを流通させるクラウドサービス「FUJITSU Intelligent Society Solution ブロックチェーンアセットサービス」を販売
こちらはプライベートブロックチェーンの話ですね。
つまりこの記事のほとんどは,プライベートブロックチェーンの事が書いてあるのに,パブリックとプライベートを明確に分けているわけでも,そもそもパブリックという言葉もプライベートという言葉もでてきません。
プライベートブロックチェーンでは,各主宰企業の意向で,いくらでも分散型を集中型っぽくできますから,そもそもブロックチェーンといえるものなのかどうかも,一つ一つ検証しなければ分からないでしょう。
それにブロックチェーンは,計算機の計算速度が上がれば,改竄が可能になりますから,いつまで使える技術なのかという問題もあります。
ビットコインくらいの大規模なブロックチェーンならともかく,承認者(マイナー)が少ない小規模なブロックチェーンでは,すでに改竄できる事が分かっていて,実際改竄された事があります(モナコイン事件などです)。
結局のところブロックチェーンというのは,いつまで有効な技術なのか疑問です。あまりブロックチェーンに入れ込むと,とんだ大損を被るかもしれません。
ところで,ブロックチェーンの改竄については,次のホームページが分かり易いです。↓
https://www.thoughts-make-things.com/entry/block-chain-tampering
ついでに,ブロックチェーンの種類について解説されているサイトを紹介します。↓
https://coinotaku.com/?p=17163
この際とは,?な部分もある様な気がしますが,概ねそんな感じという事で。
主宰者がいるプレイベートブロックチェーンの場合,マイナー(承認者)は,担当者→係長→課長→部長だったりして,普通の会社での承認状況とどう違うの?というものもあったりします。
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