小島慶子氏らの「ゼロハラ」プロジェクト
嫌がらせ,「ハラスメント」に対して,タレントの小島慶子氏らが「ゼロハラ」プロジェクトを立ち上げて11月20日,東京都内で記者会見したというニュースがありました。小島氏等は,「誰しも傍観者であったことがあるのではないか。『意識を変えよう』と呼び掛ける人が増えれば、日本も変わっていくのではないか」と訴えています。
ハラスメントに対抗する運動というのは結構なことですね。
しかし,ハラスメントをゼロにするというのは極めて不自然なことで,むしろ社会の歪みを助長する可能性があります。
そもそも昨今,ハラスメントをやる側が増えてきているのではなく,ちょっとした事でもハラスメントを受けたと言い募ることが増えている,ハラスメントを受けていると感じる方がセンシティブになっているということが大きいので,一人一人がハラスメントに対して強くなる,ハラスメントする側が恥ずかしくて逃げ出したくなる程に強くなる,そんな取り組みこそ必要だと思います。
昨今のハラスメントの増加は,ハラスメントをする側の問題というより,それを受ける側がしっかりしなければならない場合が多いのです。
(イラストは,フリーイラスト素材サイト「いらすとや」より。)
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