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2018/12/31

国際捕鯨委員会(IWC)から脱退の方針

Kujira 政府が,商業捕鯨の再開に向けて国際捕鯨委員会(IWC)から脱退する方針を固めたというニュースがありました。
 ミンククジラなど,増えている一部鯨種の商業捕鯨の再開,一方,反捕鯨国が重視する保護区を設定しやすくなる仕組みも盛り込み,捕鯨支持国と反捕鯨国の対立によるIWCの機能不全を打開することも狙った案でした。
 ところが,賛成27・反対41で,提案可決に必要な4分の3以上の同意を得られず否決されました。
 捕鯨問題というのは,「菜食主義」や「犬が好きか猫が好きか」や「犬や蛇を食べられるか,食べられないか」問題と同じように,論理で議論しようとしても出来ない問題ですから,脱退もありえると思います。
 ただ,なんだか戦前の国際連盟脱退のような雰囲気なのが気に入りませんがね・・・。北欧の国のように,加盟しながら捕鯨を堂々と実施し,世界に捕鯨を発信していく事もできると思います。
 今回の脱退で,商業捕鯨をはじめるにしても日本近海に限られるなど,従来より操業範囲が狭まるとか,調査捕鯨でとれた鯨でさえ人気なく売れず,鯨肉は余っているとか,冷静に考えたら脱退は「誰得?」という所もある様です。

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