70年後に発表されたオーウェルの英国料理酷評エッセイ
「オーウェル、英国料理酷評=70年前にエッセーの出版拒否-英文化機関」という記事を読みました。
「1984年」「動物農場」で知られる英国の作家ジョージ・オーウェルが,英国料理を「単純かつ濃厚、そして少々野蛮な食事」と紹介し、「英国の安いレストランは必ずと言っていいほどまずく、高いレストランで出されるものは大抵フランス料理だ」と書いたエッセーの出版を,執筆を依頼した英公的文化機関ブリティッシュ・カウンシルが出版を拒否していたという話です。同カウンシルは,70年後の現在,エッセイノ全文を公表し,反省しています。
まあ,1946年の酷評がそのまま現在も通用する事が問題ですね。出版拒否などで,そのことに目を覆うからいつまでたっても変わらないのでしょうか? まあ,誰が目を覚ませば改善されるのかはわからないけれどwww。
英国でも,お金を出せばうまい料理があります。でも日本では,500円でうまい天丼が食べられるとか,うまい牛肉料理が食べられるとか(牛丼ね),それ以下の価格のうどんやそばも,そこそこうまいのです。
英国は,そのレベルの食べ物がとってもまずい。上下の振れ幅の下の方が,信じられないくらいまずいのです。
肉にしても野菜にしても,食材はおいしいのだから,日本人宅へおよばれして家庭料理をごちそうになれば,とてもおいしいのです。それなのになぜ,家庭料理の味が店で出せないのか,不思議です。しかも,イタリア人や中国人の店でも,そのクラスになるとまずい。多分安い店でおいしいものを出すという社会的要請がないのでしょうね。オーウェルのように,それを酷評する人はたまにいるのですがね。
(写真は,私がよくいただく770円也の松屋の焼き肉定食。このクラスの食べ物がイギリスでは信じられないくらい不味い。)
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