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2019/02/13

JR羽田空港新線

Haneda 「羽田と都心、JRで直結へ。巨大事業、29年ごろ完成見通し」という記事を読みました
 以前から話の出ていた貨物線を一部利用したJR都心−羽田空港連絡新線が,徐々に実現に向けて動き出す様ですね。
 この記事で言及しているルートは,東京貨物ターミナル以南6kmの新線を海沿いに新設し,東京貨物ターミナルから羽田空港国内線ターミナルに向ってまっすぐに向うという案です。
 しかし以前は,東京貨物ターミナルから羽田空港島の整備場,天空橋を経由して川崎貨物駅に至る既設の東海道貨物線(地下線)を利用する案がありました。空港島内で東に分岐し,空港までの新線を建設するというものです。6kmの新線を建設する案に対して少し遠回りになりますが,新設の距離は短いし,このルートなら国際線ターミナルを経由する事ができます。また,川崎貨物駅を経由して,横浜方面に向う事もできます。
 その昔に聞いたのはこのルートだったのですが,最近は6km新鮮建設案が有力になっているのですね。まあ東海道貨物線地下分岐案では,都心各駅への到達時間が伸びて,京急との競争上まずいのかもしれませんね。

 東京城南地区の周辺,つまり東急各線周辺から羽田空港への交通というのは,バス以外,鉄道を利用しようとすると横浜回りで京急を利用するしかありませんが,こちらの方もなんとかして欲しいですね。
 例の蒲蒲線計画です。
 かつての箱根登山鉄道小田原−箱根湯本のような三線方式なら,乗換無しでありがたい。とかく軌間の異なる東急と京急を直通させる方策としてフリーゲージトレインが想定されている様ですが,車両費用が高くつくフリーゲージトレインより,実績のある三線方式がいいのではありませんか? 京急はかつて,大師線で三線方式の経験がありますね。
 三線方式は分岐器の構造が複雑で,メンテが大変という事もあり,小田原−箱根湯本間も小田急の電車を借りて狭軌鉄道として運行する事にして,標準軌のレールを外してしまいました。登山鉄道の標準軌の電車は全て箱根湯本発着となっています。
 車両が高価で車両のメンテが大変なフリーゲージトレインと線路のメンテが大変な三線方式。どちらがいいのでしょうね?
 いずれにしろ,JRの羽田新線が開通したら,京急空港線は大分スジに空きができるのではないかと思われ,東急からの(という事は,西武池袋線,東武東上線線からも)列車を受け入れる隙間ができるのではないかと思います。

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