「串カツ田中」が禁煙化で好調
2018年6月に,立ち飲み形式の店舗を除くほぼすべての店舗における全席禁煙に踏み切った「串カツ田中」が,2019年1月に2018年11月期の決算を発表しました。決算方法の変更があって,はっきりとした数字では分からないもの,内外では,増収増益になったという認識を持っている様です。
串カツ田中では,客単価は減ったが客数は増えたという事,ファミリー層の来店が増えてアルコールの売り上げは減って,そのかわり長時間居座る客が少なくなり客の回転率は上がったという感触を持っている様です。
串カツ田中を扱った記事などでは,飲食店全般に対して「禁煙化待ったなし」などという言い方をしている場合がありますが,一般的に禁煙化で増収増益になるという事も無いでしょう。「飲食店ならどこも」客が増えるというわけでなく,「禁煙化してファミリー客が増える様な飲食店なら・・・」という事でしょうね。
これまで長居していた客が減ってファミリー客が増え,客数が増えて増収増益となる。店もタバコへの対応,吸い殻の処理などの手間が必要なくなるという利点もあります。しかし禁煙化すれば集客が増えると安易に追随すれば,失敗する可能性が高い事でしょう。
(イラストは,フリーイラスト素材サイト「いらすとや」より。)
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