当り前じゃない?「軽減税率、高年収ほど恩恵」
ことし10月に行われるという消費税改定。この時同時に行われるのが軽減税率の適用です。この軽減税率に関して,「軽減税率、高年収ほど恩恵」という記事がネット上にありました。
低所得者対策としての軽減税率の適用は,あまり効果がないというわけです。
しかしまあ,これは相対的なものですね。軽減税率が低所得者だけに利するというものではないのは確かですが,低所得者がいくばくかの利益を得るのも確かです。
軽減しようがどうしようが,たくさん買う人がたくさん払うのが消費税ですから,それがお得になるプログラムでたくさんお得になるのは高額所得者=多額購入者ですよ。
なにをいまさら・・・。
キャッシュレス還元なども,キャッシュレスツールを使うことができる所得ボーダーラインがありますから,高額というほどではなくてもそれなりの所得がある人向けの政策です。
また,以下のことをおっしゃる方もいて,なるほどと思いました。つまり,ファーストフードを含む外食には消費税軽減の恩恵がなく, 料理の素材だけに軽減税率が適用されるとしたら,調理するだけの時間的な余裕と生活習慣,調理する場所が整った,いわば中流家庭以上に利する事になるだろうし,共働きよりも専業主婦の方に利するだろうという事です。
私は,軽減税率ではなく別の施策,福祉的な拡充の方法で低所得者には消費税率改定の保障は与えるべきだと思っています。
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