ルノアールも全店禁煙
ルノアールは,10年くらい前には普通の喫茶店でしたが,今では普通のブレンドでも600円くらい(店によって値段が違う),座席はゆったり配置され,タバコの煙が店全体に立ち上っているという印象でした。
そのルノアールが,他のチェーンを差し置いて真っ先に2020年4月から全店舗で全面禁煙を決めたというのはショックですね。まあ私は,タバコを吸いませんが・・・(笑)。
全面禁煙化の理由の一つに,2020年4月から全面施行される改正健康増進法への対応があげられています。しかし某カフェのフランチャイズ店に関係している知人によると,店を禁煙にする動機としては,まず従業員が集まらない事,次に店の前での三人の会話を聞いた事。「ここに入ろうか」,他の1人は賛成し,1人は「ここは煙ったくて・・・」,「じゃあ違う店にしよう」。つまりグループのうち1人でも嫌煙者がいれば,そのグループはお客さんにならないというわけですね。
今回の措置は,改正健康増進法よりも,純粋に経営的な判断なのかもしれません。サイゼリアはこの6月から全面禁煙になります。そのように禁煙が広がれば,喫煙を唄うニッチ的な喫茶店を出そうと思う経営者も出てくるでしょう。ただ,大規模なカフェチェーンで喫煙者を受け入れるほどのマスがいなくなったという事でしょう。条例で分煙を義務づける自治体もありますが,そういう所では1席だけ電話室の様に禁煙席を設け,あとは喫煙席だけという事もあり得ます。本来,分煙を義務づけるのは不合理です。
知人の店は,経営者の希望にもかかわらず,まだ全面禁煙にはなっていません。フランチャイズである以上,本部の決定がなければ・・・という事なんでしょうね。
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