写真では小さく見える富士山
先日アップした夕景の富士山の朝の様子です。親戚の人が入院した病院の窓から撮ったものです。
この富士山,肉眼で見るとずいぶん大きく見え,景色の中でまず目に飛び込んでくるのですが,写真にするとそうでもない。周りのビルの方に目がいってしまうほどです。
こういうことって,よくあるようですね。誰だったか忘れてしまいましたが,二人の有名画家が描いた同じ山の遠景の比較をテレビでやっていました。一つは写真のように写実的に描いたもの,もう一つは周りの山はそのままに,主題の山だけを大きく描いたもの。実際,肉眼で見たときの感覚は後者,つまり主題の山だけが大きく見えるという絵の方に近いという話でした。前者は写真のように写実的に,後者は写生というより見た印象を描いたというものだったわけです。両者とも,私でも名前を知っていた画家だった記憶があります。どちらが上手いとかいうものではなく,そういう方針で描いたという事ですね。
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