新たに自民・白須賀衆院議員を調査
12月25日,東京地検特捜部は,秋元司衆院議員が逮捕されたIR関連贈収賄事件の関係先として,千葉県印西市にある自民党の白須賀貴樹衆院議員の地元事務所を家宅捜索しました。白須賀議員は,贈賄を疑われている中国企業,500.comを秋元容疑者とともに訪問などをしており,秋元議員とともに利益供与を受けたのではないかと容易に疑われる人物です。まあ今の段階では,白須賀議員は秋元容疑者と中国に同行したりして一緒に行動しており,秋元議員周りの捜査として調査されているだけかもしれません。
中国で何か新しいことを企業がやろうとすれば,ます誰かに賄賂を持って行くところから始まります。日本企業なら,中国人スタッフに全権を任せ,日本人は全く関知しないこととします。
つまり本件は,その逆バージョンなのではないですかね?
500.comが日本のIRに参入しょうと思った時,中国の慣習に則ってまず誰かに賄賂を贈ろうと思ったのでしょう。テレビのニュースで,500.comを取材して,中国人スタッフが「我々にもよくわからないんですよ」と言っていましたが,これはまさに日本企業が中国で何かビジネスを始める時,中国人スタッフに全権を託し日本人は「全くわからない」という状態にしておくのと同じじゃありませんか。今回の事件では,500.comの顧問という肩書で,紺野昌彦,仲里勝憲の両氏がおそらくその全権を託された日本人スタッフということになるのでしょうね。
500.comは,狙っていた沖縄も北海道も早々に計画がポシャってしまい,「なんじゃこりゃ!」ということになって,その不満からほころびができて明るみに出た案件でしょうね。不満を持った人がいて,そこから漏れ出したのが今回の事件ということです。だから,すでに計画がポシャってしまった沖縄と北海道のIRに関する事件なのだし,紺野容疑者がいろいろと供述して始まった事件らしいし,少しでも中国ビジネスの事を聞き知っている身としては,事件や捜査の流れ,明るみに出た時期などがとても納得できる事件です。
これがまだIR案件として残っている東京だの,横浜だの,名古屋だの,大阪だの,長崎だのに関する贈収賄だったとしたら,まだ明るみには出ていなかったでしょう。
また,沖縄も北海道もまだIR案件として残っていて,誰もがまだ満足していたら,この件は闇に紛れて明るみに出ていなかったでしょうねwww。
| 固定リンク
コメント