トヨタのサブスク,KINTOが不振
トヨタの車リースサブスクリプションサービス「KINTO」が不振だという報道がありました。
「KINTO」とうのは,車両代と任意保険・自動車税などを含む毎月定額の料金を払えば新車に3年間乗れるさぶスクリプションサービスでで,現在は15車種から1車種を選ぶものです。ユーザーの方の話では,定期メインテナンス代も入っているようです。車種によって料金は様々で,最も安いライズ(SUV)で月3万9820円から,最も高いクラウンで9万5700円から。値段については,来年1月以降に新たに16車種を投入し,最安料金の小型車パッソで月3万2780円に。さらに,月1万~2万円台の中古車版も実験的に一部で始めるそうです。
記事では,申込数1日6件などと不振ぶりが書いてあります。しかし,KINTOは結構いいサービスだと思っていたんですがね。
私の場合,今は自家用車をあまり使っていませんが,一応某外車を持っていて,それをフルに使っていた時代には,税金などの諸経費とガソリン代で,月4万円ほどかかっていました(駐車場代は自前なので含まず)。それと同じか少し安いくらいの月額で,定期メンテと諸経費,さらに3年経った時の中古車としての販売が込み込みなのです。
これは悪い話ではないと思いますよ。
今,私はカーシェアを多用しています。多用と言っても月1万円以下の使用で済んでいます。使い方は,買い物でも観光でも,必要な都度何処かへ電車で行って,その駅前からカーシェアを利用して目的地へ行くというものです。これは一度やったらやめられません。都心のめんどくさい車での通過は必要ないのです。帰りの電車では,寝ながら戻ってくることが多いです。
KINTOの不振は,このサービス云々よりも,結局車を持ちたいという人が少なくなったという事ではないでしょうかね? 記事の中には,駐車場代で躊躇する人がいると書いてありますが,「車を持ちたいが持たない」とか「持ったはいいが手放す」という理由として,私の若い知人達の理由の第一がその駐車場代の負担です。だからこれはKINTOを選ばない理由ではなく,そもそも車を持たない理由なのです。
さらにKINTOが振るわないのは,サービスモデルが浸透していない,お得なのかぼったくられているのかよくわからないという事もあるかもしれません。
車を持っていたいのなら,私はKINTOはそう悪い選択肢ではないと思います。
カーシェアは,すぐ使いたい時に近隣のステーションに車があるとは限らないところが難です。予定が立っていれば,事前に予約しておけばいいわけですが,すぐに必要となった時には不安が残ります。そういう意味で,私も自家用車を残してあります。いざという場合の次善の策としての自家用車です。まああまり,自家用車が活躍する場面はありません。
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