東海道新幹線が3分30秒間隔運転に
2020年春のダイヤ改正で,東海道新幹線のピーク時の運転間隔が3分30秒という,通勤電車並みの本数になるという報道がありました。これが実現できるのは,「のぞみ」や「ひかり」のような停車駅の少ない超特急ではなく,各駅停車である「こだま」に新型車両を使える事になったからという事です。各駅停車に,高加減速が可能な新型車両を使う事によって,超特急を早く走らせる事ができるわけです。
それで思い出すのは,関西の阪神電鉄ですね。
阪神電鉄にジェットカーという車両があります。ジェットというのだから特急用かと思うとさにあらず。各駅停車専用車です。
特急・急行用の赤系統で塗装された赤胴車に対して青系統で塗装され,青胴車とも言われていました。高加減速が可能な車両で,後から追ってくる特急から素早く逃げられるように,駅を発車するとなるべく早く速度を出し,駅に止まる時はなるべく早く高速から停止できるようにした車両です。まさに特急・急行を早く走らせるためには各駅停車を工夫すべきというアイデアだったわけです。
高頻度運転が売りだった阪神電鉄並みの時間間隔を,東海道新幹線が行う事になったという事ですね。
(写真はプラレールの阪神ジェットカー。最新の5700系で,ステンレス車体なので「ジェットシルバー」と呼ばれています。)
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