日本のキャッシュレスペイは多すぎ
「中国人留学生があきれた、日本のキャッシュレスペイ多すぎ!」という記事を読みました。
中国ではアリペイとWeChatペイに集約されていますが,たしかに日本では主要なものだけでも15種類くらいのQRペイがあります。
しかし,アメリカでもQRを使ったペイは使われていません。いわゆるQR決済はアリペイとWeChatペイだけで,それは中国人インバウンド向けが主で,アメリカ人は使いません。
アメリカにApple Payというのがありますが,これはキャッシュレスをスマホに載せるためのプラットホームのようなものです。実際,キャ主レス使用データは,銀行などキャッシュレス主催者の元に集まる。中国のペイのように,QRペイ主催者に全ての売買データが集まるわけではありません。
多分社会主義国では,キャッシュレスのデータが分散して集まるのを嫌い,資本主義国アメリカではむしろ既存の金融機関に分散して集まるのを好むのでしょう。
資本主義国では,儲かりそうとなれば複数のサービスが生まれ,日本のようにQRペイが乱立するのが普通でしょう。しかしたくさんのペイがあっても,それが通用する店は少なくなります。また店側にしてみれば,たくさんのペイに加入しなければならないのでたいへんです。
日本のQRペイも,多分将来相当淘汰され,無くなってしまうのではないでしょうか? Apple Payのような既存金融機関を主催者としたペイをスマホに載せるためのツールが発達し,元締めは各種金融機関が担うというスタイル。その方がむしろ気分がいいです。
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