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2020/03/02

韓国では感染確認者3千人超

Examination 韓国では,感染確認者が3000人を超えたという記事をよみました

 たくさん検査すれば,韓国のようにそれなりに陽性者は多くなります(韓国の検査数は累計40000件程度,日本は累計3000人程度)。
 しかし死者数を見ると,日本より韓国の方が多い状況です(日々変わりますが,現状韓国は29日現在で17名,日本は5名)。感染者は検査数によって変わるでしょうが,死者を隠す事はできません。死者数を見ると検査の多用がそれほど重篤化防止になっていないのではないかと思います(日本と韓国の人口が倍半分くらいである事を考えれば,さらに重篤化の割合は韓国の方がかなり大きいのではないか)。
 検査で陽性になると,他人への感染を陽性者自身も気をつけるし,周囲も陽性者へのコンタクトに気をつけて,感染が起きにくいと考えられます。
 しかしむしろ,検査で陰性とされた人も感染していないとは限らないという事があります。以前NPでピックされていた記事でも,検査の確かさは30%〜70%程度としていたと思います。陰性になっても,2度,3度と再び陽性になる人が日本でも居るし,中国ではそんな人が一度陰性になった人の14%を超えているといいます。陰性でもウイルスを持っている人々がいて,一度検出できないレベルまでウイルス量が落ちても,再度増殖してしまう人がいるわけです。
 つまり,検査をして陽性になって,病院に収容され,感染した本人も周囲も気をつける事より,ウイルスを持っているのに「陰性だ〜」と安心して外出,人々との交流・集会への参加などをおこない,感染を拡大している効果の方が大きいのではないかと思ってしまいます。擬陰性者が感染を拡大してしまう。

 本来この検査は,微熱が続いたり呼吸が苦しくなったりして,十分にウイルスが増殖して検出精度が上がったした人に適用し,肺炎の原因が新型コロナウイルスであるかどうかを判断するためのものです。日本は韓国と違って,この本来の目的に沿って検査を行なってきました。

 検査は本当に多数行う必要があるのでしょうか?

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