何と大袈裟な
東京都の1日の感染者数が,4月4日土曜日には100人を越えました。ネットなどでは,「感染爆発だ」とか,「非常事態だ」とか,叫んでいる人がいます。
しかし以前から思っているのですが,ワクチンも特効薬もあるインフルエンザの感染者数は,日本では一冬に2000万人を超えていて,死亡者は1年で3000人ほどいます。インフルエンザが引き金になって別の病名で死ぬ人まで含めれば1万人もの人が死亡しているわけです。1年間にですよ。
新型コロナウイルスについて,仮に日本中で1日に500人,毎日感染者が増えているとしても1年間で感染者数は18万人ほど。その2%が死亡するとして死亡者は3600人ほど。
感染爆発だの非常事態だの,少し大袈裟ではありませんか?
もちろん新型コロナウイルスには特効薬がなく,インフルエンザのように,「この薬を使って家で休んでいてください。熱が下がっても2日間は外出しないように。」などと街のお医者さんに言われる病気とは訳が違います。
少しでも発症したら,陽性になったら,それほど可能性は高くはなくとも重篤になり死亡に至る可能性もあり(世界では,高齢者だけでなく,若い人が死亡していますね),病院に入院させて人工呼吸器や人工心肺を着ける必要があるわけで,あまり陽性者・発症者が多ければ医療崩壊(病院に収容すべきなのに収容できる設備や人材が足りない)をおこすわけです。
とにかく,ワクチンと特効薬がいつできるかが鍵ですね。
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