東京都の11日の感染確認者数
昨日11日の東京都内の新型ウイルス感染者数についてのレポートが,東京都福祉保健局のホームページに掲載されています。
この情報によると,11日に新たに発見された感染者は,197人です。「新たに197人の人が11日に感染したと」いうわけではありません。市中の数多くいるであろう感染者の中から,197人の人を新たに発見したという事です。だから,検査数を多くすれば数字は多くなり,マスコミで「過去最多」とか,かなりセンセーショナルに報じられる割には,それほど意味のある数字とは言えないと思います。
むしろその中にどれくらい重症者がいたのかという事だと思います。そもそも軽症者の80%の人は感染しても自然に直ってしまうし,80%の人は他人に感染させないというウイルスです。軽症者の数は意味がないとは言えませんが,重症者数,死者数こそ重要だと思います。東京都福祉保健局のホームページによると新たに発見した重症者は0人となっています。一昨日も0人であって,あまりこの欄に0以外の数字が入ることはないようです。さらに重症者,死亡者の累積数も重要です。都内の患者数は総計1902人で,92人が既に退院し,重症者は32人とされています。
年代別の感染発見者%が載っていますが,特徴は30代,40代がそれぞれ30%台,40代 ,50代が40%代で最大,60代が18%,70代は一桁,80代以上は0%となっています。軽症ではあっても,若い世代が割合としては多く感染発見されているという事ですね。本人は無症・軽症でも,担任を感染させて重傷かさせることが可能なのですから,よくよく注意して行動してほしいと思います。
ただ11日の感染発見者は,2週間前に感染した可能性がありますから,まだ緊急自体制限が出る前ですね。11日の結果は,まだ緊急事態が出される前の状況を反映している可能性があります。
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