SNSからデータを吸い取る顔認識企業「Clearview AI」、各国で排除へ
「SNSからデータを吸い取る顔認識企業「Clearview AI」、各国で排除へ」という記事を読みました。
Clearview AIは,フェイスブックやグーグルから人々の顔のデータを収集し,画像データ30億枚という巨大なデータベースを構築している企業です。そのデータベースの利用者は,各国の法執行機関,民間企業や学校、銀行など,600以上の機関におよぶといわれています。
データの収集にあたり,もちろんClearview AIは個人の同意を得ておらず,それが”個人情報の保護”の観点から問題視されています。
IBMやアマゾン,マイクロソフトなど,ここ数カ月で相次いで顔認識テクノロジーの開発の中止や利用の制限を宣言している企業があ羅われる中で,Clearview AIが批判されているわけです。
顔認識と写真からの顔データの吸い上げで思い出すのが,iPhoneにデフォルトで入ってる「写真」アプリです。「写真」アプリにも,顔を認識して吸い上げる機能がありますね。
自分で撮影し写真アプリに保存した写真から,自動的に顔だけをを拾い上げて,その顔だけを表示する機能。
先日そのフォルダーを見ていて,あまりにもたくさんの知らない顔が収集されているのにびっくりしました。調べたら,スナップ写真の背景にちょこっと写り込んだ人達なんですよね。
そうなると,私が誰かの投稿写真の中に写り込んでいないとも限らない。
まあ,大抵の人にとっては,知らない間に顔が収集されるのが気持ち悪いというだけで,すぐ何かの不利益を被ると考えるのは,多分に自意識過剰でしょうwww。
考えてみたら,アップルはどのiPhoneにもデフォルトで入っている「写真」アプリの顔だけ抽出フォルダーを吸い上げて,データベースを作ることもできるのですね。それを恐ろしいと考えるのかどうかですが・・・。
| 固定リンク
コメント