世界のコロナ死者 100万人超える
世界のコロナ死者が100万人を超えて,結核を上回る史上最悪規模の感染症となるかもしれないという記事がネット上にありました。
過去のペストの流行,スペイン風邪(実はインフルエンザ)の流行など,本でしか読んだことのなかった感染症の世界的大流行を,令和の世の中で身近に経験するとは思ってもいませんでした。
様々な世の中の変化について,感染症への恐怖はあるものの,私はそう嫌な感じはしていません。ある意味,ウキウキした感じさえあります。
私の周りでは,コロナのためにそれほど劇的に仕事や環境等が変化した人は,今のところいません。せいぜい,リモートワークになったくらいで,それを喜んで享受している,むしろコロナ時代をポジティブに捉えている人が多いです。
以前読んだ打木村治の自伝的児童文学,「天の園」とその続編「大地の園」では,昭和初期という時代にあって,当時の日本で大流行したジフテリアの為に主人公の少年の兄が亡くなり,当時としては家族で1人だけというのが普通であった旧制中学,さらには大学に,兄に代わって行けることになった主人公の様子が語られています。
感染症の大流行は,ある人にとっては人生の終わりや苦難を生みますが,別の人にとっては,幸運が開けるきっかけになります。
こればかりは運命としか言いようがないかもしれません。コロナの時代,なるべくたくさんの方々が,後者の側に居てほしいと思うばかりです。
| 固定リンク
コメント