「巨大IT産業時代の終焉なのか―中国で重大な地殻変動が起きつつある」という記事
「巨大IT産業時代の終焉なのか―中国で重大な地殻変動が起きつつある」という記事がありました。アリババ集団傘下の金融会社アントグループの上場停止事件など,最近中国政府の中国民間新興勢力との確執が目立つという内容の記事です。
実際のところ,中国に限らず,国以外が,通貨と情報を牛耳りだすと,国がいちゃもんをつけて,それを阻害しようとするのだと思います。例えば,テスラがアメリカでビッグ3を合わせたより大きくなっても,米政府は構わない。しかし,通貨と情報で大きくなれば,政府の介入が行われ,その企業の成長が阻害される。GoogleやAmazonに対して,米政府は必ずしも親和的とはいえません。
幸いなことに(?)日本にはそれほど巨大な通貨と情報に関する企業はない。逆に言えば,当分,この分野に関する国の干渉は起こらないわけです。
国は,通貨と情報を牛耳る存在にピリピリしている。それは,資本主義とか共産主義とかに関わらない。それは国の対抗勢力だからです。
| 固定リンク
コメント