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2021/04/21

花巻そば

Shibusoba-hanamaki1
Shibusoba-hanamaki2 先日行った東京大田区池上の東急池上線池上駅の駅ビルが完成して,3月末に駅ビルの各店舗が開店しました。その中に,東急線の駅中立ち食い蕎麦店である「しぶそば」の池上店があります。蒲田駅などでは改札の中にある立ち食い蕎麦ですが,池上の店は改札外の駅ビル内にあり,しかも座席があります。しかし店の一角には立ち食いコーナーもしっかり設けられていました。
 さてその池上店にしかないメニューとして,「花巻そば」というのがありました。
 古典落語の「時そば」で,
「何ができるんだい。花巻に卓袱? おう,卓袱熱くしてくれないか。」
と会話する,そこに出てくる花巻です。
 「花巻」という蕎麦はあまり現代の蕎麦屋さんのメニューにはなく,どんな蕎麦かと思って調べた事があって,それによるとかけ蕎麦に海苔を細かくちぎって乗せた蕎麦らしいですね。その名前は,一説には「磯の華」から来ているとの事です。そんな蕎麦が珍しくメニューにあったので,それを注文する事にしました。
 さて「しぶそば池上店」の花巻ですが,上の写真でご覧のようにどんぶりからはみ出すくらい大きな海苔が一枚丸ごと乗っています。これはなかなか見た目のインパクトがあり,見た目の演出としては初めから海苔をちぎってあるよりいいかと思います。どんぶりの上に完全に蓋のようにかぶっているので,麺つゆには浸かっておらず,これをうまくちぎって江戸の花巻らしくする事ができます。それが左の写真です。
 確かに初めほんのり磯の香りがします。せっかくつゆに海苔が混じっているのですから,出汁まで全部美味しくいただきました。

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