新型コロナ感染と血栓症
アストラゼネカやJ&J,ロシア製ワクチンなど,ウイルスベクタータイプのワクチン接種で血栓症になる例が注目されていますが,ワクチン接種だけでなく,そもそも新型コロナ感染で血栓症を引き起す可能性があるというか,そういう例があるという話が報道されていました。新型コロナ感染から回復した後も血栓症が起こるという事で,恐ろしいそうです。
「サイトカインストーム」という,免疫細胞が肺や腎臓,肝臓などの正常な細胞まで攻撃して重度の疾患を引き起こす現象の一環として,血管の内壁の細胞が傷つけられると血管が脆くなるために血栓症を起こす。"血管が脆くなるので・・・" というのは,メカニズムとしては,高血圧や糖尿病の血栓症と同じですね。
新型コロナ感染による血栓症は,重症化→サイトカインストーム→血栓症という事で,重症化した人が血栓症になるという事ですが,以前,新型コロナウイルスは軽症や不顕性感染(感染しても発症していない)でも,心臓に大きなダメージを与え,不整脈から突然死を招くという報道がありました。
いずれにしても感染したくないですね。
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