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2021/06/19

日本とアメリカの感染状況

Colonagreen IMF(国際通貨基金)が,6月半ば現在の世界経済の状況を発表しています
 全体的に言って世界経済は回復傾向にあるものの,ワクチンの普及状況などによって国ごとにばらつきがあり,危険な格差」が生じていると報告しています。
 回復傾向にある国を見ると,日本と比べて新型コロナパンデミックの状況はそれほど好転しているとは思えない欧米,特に米国は,経済だけが回復基調で,貿易的には日本経済もだいぶ助かっています。しかし,感染者新規発見数は日本が1日2,000人程度であるのに対して,米国は10,000人程度,死亡者は日本で1日80人程度に対して米国は200〜400人程度,決して日本に比べて楽観すべき状況ではありません。ワクチン接種が進んでいるとはいっても,まだ集団免疫獲得に至っていない状況ですから,「各地の観光地には人出が戻っていて、西部劇のような町並みが残り、「カウボーイの聖地」とも呼ばれる南部テキサス州のストックヤード地区には、大勢の観光客が押し寄せてパレードの見物などを楽しんでいました。」などと聞くと,「大丈夫か?」と思ってしまいます。
 まあ,日本と比べた時の1日の感染者新規発見数が,アメリカは日本の約5倍なのに,死亡者が日によって2.5倍〜5倍と,感染者発見数にしては多少少なめなのは,わくりん接種率がアメリカの方が高い効果でしょうか? イギリスなども感染者は多いが死亡者は少ないという状況ですから,ワクチンの接種率の差は感染者数ではなく死亡者数に出てくるという事ですかね。
 観光と飲食については,最後まで復調は難しいでしょう。それを「カーボーイの聖地」のように無理して元に戻すと,とんでもないしっぺ返しがきそうで怖いです。

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