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2021/07/02

米FRBはデジタルドルに懐疑的

Degital-doller 米連邦準備理事会(FRB)当局者2人が,6月28日,「多くのドル決済はすでにデジタル化されており,あえて "デジタルドル" を発行する必要性については懐疑的だ」と述べたとの事です
 日本を含めて,おお方のというより,全ての先進国は,中央銀行発行デジタル通貨(CBDC)など必要ないという認識でしょう。
 ところが,CBDC発行に積極的にならざるを得ない国があるわけです。それが中国です。中国は,国内事情(二大ペイが支配的になりすぎ,政府の通貨流通に対する支配力が損なわれているのを覆す)からCBDC発行に前のめりにならざるを得ないわけですが,アメリカはそれを横目で見ているだけで,基軸通貨としてのドルの地位が損なわれないのですかね?

 日本がとにかく準備しておかなくてはという態度に始終するのは,外的な圧力がなければCBDCなど必要ないが,ご近所の中国が国内対策としてアジアでCBDCを発行するのが必至であり,それにすぐ対応できる様にしておかなくてはならないからです。
 本来,アメリカの様に「必要ないさ」という態度でいいが,近所にどうしてもCBDCを発行せざるを得ない国があり,日本国内の通貨がその便利さ故にデジタル元に取り込まれないだろうかという心配があるわけです。
 この様な状況では,日本は独自の方針で行動できませんね。あくまでも様子見で,やるとなればすぐさまできる技術を開発しておこうという方針にならざるを得ません。イギリスをはじめ,先進各国がCBDCを開発するのは,そんな理由がほとんどですね。ある意味,はた迷惑な話www。

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