« マクドナルド化する日本のがん治療? | トップページ | 若者向きの事前予約なしのワクチン接種会場を開設 »

2021/08/18

それはブレイクスルー感染?

Colonagreen あるメディアに,東京都に住む30代の男性が新型コロナに罹って自宅療養中に容態が急変して亡くなったというニュースが載っていました。そのメディアでは,コロナワクチンを1回だけ打っていたと載っていて,はっきり書いてはありませんでしたが,「ブレイクスルー感染の例か」と思えるような書き方でした。
 ところがこのニュース,別のメディアにも載っていて(というか,こちらの方がネタ元らしい),もっと詳しいことがわかりました。その記事によると,この江戸川区に住む30代男性に関する時間経過は,7月29日に実家の母親に体調不良を訴え,8月1日に病院で「軽い肺炎」と診断されてPCR検査を受けて陽性であることがわかり,自宅療養に入りましたが,翌2日に友人が警察に連絡が取れないと連絡して,自宅で亡くなっているのが警察により発見されたということのようです。ここでワクチンを打ったのは7月25日だったと事です。
 この時間経過からみると,発症したのが7月29日だからその1〜2週間前くらいに感染し,25日にワクチンを1回打ったがその4日後,ワクチンの効果が発揮されるはるかに前に発症して(ワクチンの効果は10日〜14日後くらいから)亡くなってしまったというケースであることがわかります。つまり,①感染→②発症→③PCR検査で陽性→④自宅療養→⑤死亡という流れの中で,たまたま①と②の間でワクチンを打ったわけで,接種したのは①の後ですから,感染防止の役には立たず,⑤はワクチンを打って8日後ですから,ワクチンが効果を発揮する10日〜14日後を待たずに死亡してしまったという事です。
 これはつまりワクチンのブレイクスルー感染とは関係ない例だったわけですね。
 現在,ワクチンを打っているはずの65歳以上の重症化や死亡例が増えていると言われています。いわゆるブレイクスルー感染が疑われるわけです。しかしこの例のように,ワクチンを打っているからと言ってブレイクスルー感染ではないケースもあると思われ,結局細かく見ていかないと,分からないのだなと,この江戸川区の30代男性のケースをみて思いました。

|

« マクドナルド化する日本のがん治療? | トップページ | 若者向きの事前予約なしのワクチン接種会場を開設 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« マクドナルド化する日本のがん治療? | トップページ | 若者向きの事前予約なしのワクチン接種会場を開設 »