アメリカの分析結果では,感染者の75%はワクチン接種者〜でも,クラスターの中の話
変異種によるパンデミック下では,クラスターの中にあっては感染者の3/4はワクチン接種者だというアメリカの分析結果についての報道がありました。米疾病対策センター(CDC)が東部マサチューセッツ州で発生した新型コロナウイルスのクラスターについて述べたものです。もちろん,ワクチンを打っていれば重症化や死亡は防げるわけですが,感染はしてしまい,長く,嗅覚や味覚の異変,疲労感や集中力の欠如,脱毛といった後遺症が残ってしまう恐れがあるという事です。クラスターの中で,周り中にコロナウイルスの飛沫が飛び交っている中では,ワクチン接種者といえども,デルタ株に75%の人は感染してしまうという事ですかね?
これはシェークスピアの台詞を借りれば「ワクチンよ,お前もか」的なショックです。しかし,あくまでもクラスター(しかも特定のクラスター)の中にあってはという事です。同じ米国でも,全米で見れば,入院患者の97%がワクチン未接種者であると伝えられています。入院患者の調査結果で,陽性者(感染者)についての調査でないところは少し不安に感じます。"感染者" の何%がワクチン接種者なのか?
まあしかし,やはりワクチン接種が感染拡大阻止の鍵だと思ってもいいですね。変異種に関しては,3回目のワクチンを追加接種するブースター接種も検討されていますね。
若者の間では,「感染しても死亡するわけでもないし,ワクチン接種はせずに感染してもいい」という考えの人もいると言われていますが,上述のように,感染して治っても,嗅覚や味覚の異変,疲労感や集中力の欠如,脱毛といった後遺症が残ってしまう可能性が高いですから,やはり「感染したら負け」と考えるべきでしょう。
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