益子焼を作る企業が倒産して
栃木県益子町の陶器を製造する企業が倒産したそうです。「つかもと」という会社ですが,伝統工芸である益子焼を作る会社です。業績不振が続き,新型コロナウイルス禍に伴う販売不振も経営を圧迫したという事なのですが,この会社,「おぎのや」のかま飯の釜をつくる会社だったそうです。
「おぎのや」の峠の釜めしは,かつては信越本線の横川駅の駅弁でしたが,長野新幹線ができて新幹線に横川駅がなくなって以来,車内販売や横川の隣,軽井沢駅での販売やデパート,高速道路の横川サービスエリアなどでの販売を行っていました。
ここの釜めしは益子焼の容器が有名でしたが,2013年度から従来の益子焼製の他に紙製の容器入りの釜めしを発売開始しました。私も一昨年のこのブログで,長野市内のデパートで買った紙製容器のかま飯を紹介した事があります。そしてそれ以来,益子焼の方は買った事がありません。グッドデザイン賞を受賞したという紙製の容器は,軽いし,列車の中で捨てるのも楽だし,まあ時代ですね。
益子焼の「つかもと」は,倒産したものの事業は存続していくとのことですから,益子焼の峠の釜めしも併売されて行くのでしょう。
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