本牧山頂公園へ

　先日来，辺見じゅん著「呪われたシルク・ロード」で述べられている八王子から続く絹の道の終点，十二天や八王子鼻といった本牧埼（みさき）の事を書きましたが，そこへ行くために地図を眺めている時，「本牧山頂公園」というかなり広い公園を発見しました。細長い公園で，"山頂" というからには，丘の頂上というか尾根の部分を公園化したもののようです。そしてその丘は，終戦後，米軍住宅施設「横浜海浜住宅地区」として接収された地域で，それが変換されて公園になった物でした。
　横浜駅からバスで５０分，和田山口バス停で降りて山頂公園に登りました。和田山口バス停前にイオンのショッピングセンターがあるので，公園で食べるお弁当や飲み物などを買うのに便利です。
　前述のように細長い公園で，全体が遊歩道的になっており，それを辿っていけば自然と歩いて東から西へ向かい，麓へ降りる事ができます。公園の中にはかなり巨大な木々や米軍住宅のための石垣が残っていて，普通の公園とはちょっと趣が違うかもしれません。
　上の写真は，公園内の巨木のある風景ですが，横浜の街の真ん中の公園とは思えない風景だと思います。尾根道の公園ですから，あちこちに下界を眺める絶景スポットがあります。それでも周りの木々が茂っていて，絶景スポットは限られているという印象でした。