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2021/12/16

チェスタトンの読み方

Poet-lunatician いま,チェスタトンの「詩人と狂人たち」という短編集を読んでいます。随分前,多分高校生のころ,紙で読んだ本を今電子書籍で読んでいます。チェスタトンを読んでいて,時々浮気して他の本を読み,またチェスタトンに戻る。短編集だからできる事ですね。
 チェスタトンは難しい,というか読みにくいと言われています。私は中学校の時,あかね書房の少年少女世界推理文学全集の一冊,「ふしぎな足音」から入ったので,あまり読みにくいというイメージがつかなかったといえるのが幸いしたと言えると思います。やはり大人の本で読むと読みにくい。だから時々浮気して他の本を読むのです。
 あまり細部の描写を気にしないで読み飛ばす事が,チェスタトンの小説に耐えるコツだと思います。結構風景描写がきつい。その描写される景色を想像して読んでいくと,自分の想像と矛盾する文章があらわれ,「あれれ,難しい,読みにくい」ということになります。気にしないで読み飛ばすのが読むコツです。本来チェスタトンを読み飛ばすなどというと誰かに怒られるような気がしますが,そこは読み飛ばすのが読み続けるコツだと思います。

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