Apple Watchは時計の選択肢になりうる
「健康」に傾斜しつつあるApple Watchについて,ネット上に記事がありました。
まあ,商売のスローガンとしては「健康や予防医学に役立つ」はいいのですが,まあそんなにカタく考えないで,Apple Watchはまず "時計" ということでいいのだと思いますよ。
今私がはめている腕時計は,電波式のソーラー腕時計で,全く世話いらずで正確だし,何の不満もありません。しかしそれが壊れでもしたら,次に買う "時計" の選択肢としてApple Watchは十分その一つになるでしょう。実際のところ,今はめている時計は7万円くらいしたものので,Apple Watchは価格的にもそれに比べればお手頃です。
時計に加えて,電話やLineなどの着信を振動で知らせる機能は,ポケットなどのない服装をしがちな女性,スマホを常に身につけずどこかに置いて家事などをしがちな人にとっては有効でしょう。ウチのカミさんなどは,電話しても出ないし(スマホを持っていなかったから),ラインを送ってもなかなか既読にならないし(スマホを持っていなかったから)ということがしょっちゅうですからね。
それに加えて,血中酸素濃度や体温程度が測れれば,この先ずっと続くであろう新型コロナなどの感染症の警告としては便利でしょう。まあその程度の機能でも,スマートウォッチは十分役に立つアイテムだと思いますね。
アップルにとって問題なのは,上にあげた程度の機能を持つスマートウォッチには,何もウン万円のApple Watchでなくても,数千円程度の安いものがあるという事ですね。他の安いスマートウォッチに対するApple Watchの差別化という意味では,「健康」に突入していくことは役に立つかもしれません。
ところで,最近毎週のようにZoomで話している英国の田舎に住んでいる英国人は,「英国では予防医療に関心のない人が多く,病気というのは悪くなって初めて治療を行うという感覚だ」ということです。そんな人たちには,予防医療アイテムとしてのApple Watchは受けるのでしょうか?
逆に,Apple Watchが予防医療に対する英国人の意識を変えるとしたら,相当社会のためになるアイテムと言えるでしょうけれど・・・。
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