ドイツ,原発3か所の運転停止
電力逼迫が言われているドイツで,3箇所の原発の運転停止を決めたそうです。メルケル前首相が脱原発を決めましたが,その計画通り原発の停止をきめたものです。これにより,発電量は約4ギガワット減少しましたが,これは風車1000基による発電量に相当するそうです。
3箇所の原発を停止し,風力発電の風車1000基分の電力が失われたということで,結局,電力生産に対する原発の威力と自然エネルギーの儚さの対比が際立つ記事です。
こういうニュースでは,特にヨーロッパの電力逼迫などがあると経済的云々ということになりがちですが,本来は経済のことなど考えず,地球や地域の安全と継続が主問題で,多少金がかかっても仕方ないという案件です。
しかし,3箇所の原発と1000基の風力発電という対比。このスケールの差をどう折り合いをつけていくのかは,当然の課題となります。
その点については,ソーラーは大規模発電所という発想ではなく,各家の屋根につけてなるべくその家で使う電力は自産するという発想がいいのではないかと思います。もちろんそれには,ソーラーパネルの電力変換効率の向上,夜や曇りの日の消費のための蓄電池など,技術的にまだまだ開発途上です。
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