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2022/03/24

今こそ国防の議論を?

Defence ロシアのウクライナへの侵攻が連日伝えられていますが,そんな「今こそ国防の議論を」という論調の記事が現れています。石破茂氏によるインタビュー記事はその代表的なものでしょう。ロシアによる侵攻が行われている「今こそ」というタイミングは,冷静な判断ができない可能性もあり,「今議論すべきではない」という論調の記事もまた現れています。しかし,これまで議論できていないのならば,「いまこそ」というタイミングでの議論も仕方ないでしょう。
 日本人は国防の議論から「逃げてきた」というより,これまでは,内向きには「第9条」,外向きには「日米安保」によって,「議論する必要がなかった」ということだと思います。ところが,内向きの第9条はいいとして,つまり日本国内にプーチンが出てきた場合には第9条で海外への侵略,つまり日本によるウクライナ侵攻の様なことができなくしているのはいいとして,海外にプーチンが居るまさに今の様な状況の時,アメリカが頼りになるのか?という疑問符がつく時代になったということです。世界の警察をやめてえらく内向きになってきたアメリカは,役に立つのか?
 アメリカが変容してきている時代の国防を,議論する時代になったと思います。そして,ソ連ではなく中国が強大になった時代の国防を,議論すべきでしょう。

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