プログラミングの教育は,役に立つか?
「2020年度より小学校でプログラミング教育が必修化され、2022年度からは高校でも「情報Ⅰ」が必修科目となり,「情報Ⅱ」が選択科目となる。そして2025年の大学入学共通テストからは、プログラミングを含む「情報」が受験科目のひとつとして追加される。」ということから始まる記事がネット上にありました。この記事は,「2022年入学の高校生が大学を卒業する「2029年」に、多くの新卒社員がプログラミング学習を修めていることになり,あなたもうかうかしていられない」という趣旨の記事です。
私のような古い世代でも,理工系だったもんで,情報処理専攻だったわけでもないのに,当然の様に大学で必修科目としてプログラミングを学んでいて,授業の一環として大学の大型コンピューターを使っていました。
さらに個人的に,NECの初代パソコン,PC−8001を購入してBASICはもちろん,PASCALやC,さらにアセンブラまで使ってプログラミングしていました。
社会に出て,技術系の仕事についたのですが,プログラミングは全然しなくなりました。使うのはCADであり,業務ソフトであり,非定型の計算やグラフ化が必要になった場合にはExcelでまず事足ります。
しかしまあ,考えてみれば,Excelでの自動計算のスプレッドシートの構築にも,プログラミングの感覚は役に立っていると思います。つまり,社会に出てプログラミングを行う機会があるかというと多くの人はそんな機会はなく,しかしExcelなどを使う上でプログラミングの考え方は役に立つというものでしょう。
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