現在の新型コロナはインフルエンザと同じになったのか?
ネット上に「新型コロナを当たり前の感染症として受け入れた時、何が起きるのか?」という記事がありました。「新型コロナウイルスの第7波流行に対して,なし崩し的に「社会経済活動を回す」という方針が決められ,このまま対策緩和に突き進んで問題はないのだろうか?」という問いかけの記事です。記事では,無防備な緩和ではなく,リスク評価を認識した上でゆっくり緩和をと説いています。
新型コロナ初期の頃,インフルエンザより少ない重傷者数,死亡者数を指して,インフルエンザ以上の対策を行う必要はないといっていた一団の人がいました。今でもいます。
しかし少ない重傷者数,死亡者数は,多くの人が常時マスクをして,スーパーなど各施設の出入り口で手指のアルコール消毒をして,飲食店の座席を間引いて隣との間隔を空け,なるべく他人とのおしゃべりを少なくし,夜間の外出を自粛し・・・,という努力の結果そうなったのであって,インフルエンザの様な「当たり前の感染症」として,前に挙げた特別の対策を行わなければ,感染者数はものすごい数に上り,それに見合った割合の重傷者,死亡者で世の中は溢れる事でしょう。新型コロナを「特別の感染症」と捉えて特別の対策をしたから,やっとインフルエンザ並みの被害に止まっているのです。
それに新型コロナの流行が始まったばかりの頃,2020年4月,課長職以上を集めた東京某区の年頭訓示では,「今後少なくとも5年間は,人の集まるイベントなどの自粛を行い,新型コロナに対する特別予算を計上しなければならないだろう」といっていました。先が見える人は,その段階で2020年から少なくとも5年間は特別の防疫対策を行うことになるだろうといっていたのです。今はやっとその3年目です・・・www。
| 固定リンク
コメント