Amazonが処方薬販売に参入か?
Amazonが,処方薬の販売を検討しているという報道がありました。
現在アマゾンは第一類医薬品を扱っています。例えば,毛髪の不自由な人が購入する「リアップ」のような薬品がそれです。
アマゾンでリアップを購入すると,アマゾンからメールが来て,薬剤師の電話番号が示され,〇日以内に電話をかけてくださいと指示されます。電話すると,薬剤師との問答があって,薬剤師さんから「オーケーです。発送の手続きに入ります」とコメントがあり,やがて手元にリアップが届きます。
第一類医薬品は,医師の判断でなく自分の判断で購入するので,このような手続きが必要になるのですね。
しかし処方薬は,医師が「この人にはこの薬が必要だ」とあらかじめ判断しているのですから,それをアマゾンの薬剤師が調剤して発送するのは第一類医薬品よりアマゾンとしての扱いは簡単ですね。
第一類医薬品より処方薬は通信販売に適しているでしょう。医師の判断があるのですから,薬剤師との問答はより簡単なもので済むはずです。
主としてオンライン診療後の調剤対応を考えているらしいですが,あらゆる病院が電子処方箋を発行してくれれば,オンライン診療でなくてもアマゾンが扱う事ができるでしょう。
(写真は無料写真素材サイト「PhotoAC」より。)
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