消費減税の訴え「間違いだった」
立憲民主党の枝野幸男前代表は11月12日のさいたま市内での講演で,昨年10月の衆院選で当時代表として消費税率の引き下げを訴えたことについて「政治的に間違いだったと反省している」と述べたという報道がありました。枝野氏は衆院選を振り返り,「消費減税を訴えたことが敗因の大きな一つだ」とまで言っています。確かに,金のかかる福祉政策などを訴えた一方で減税を訴え,「本当にできるの?」と疑問を持つ有権者も多かったでしょう。
立憲民主党支持者からは反発があるようですが,減税の方針がまずかったと反省することに対しては,私はちょっと見直しました。イギリスのトラス政権が破綻したのも似たようなもので,お金がかかるはずなのに減税するという政策に,国民,特に経済界が不安を覚えたという事です。
先の衆院選では,共産党と共闘し,その中で消費税減税が出てきたわけで,いわば「共闘がまずかった」ともとれる発言のように聞こえます。
| 固定リンク
コメント