今度はモチ坂へ
先日,地下鉄南北線の西ヶ原駅からJR京浜東北線の上中里駅まで歩いて,日暮里崖線を体験した話を書きましたが,今回はもっと日暮里寄りの日暮里崖線へ行ってきました。
前と同じく,地下鉄南北線西ヶ原駅から歩きます。本郷通りを旧古川庭園のところまで歩き,カーブした小道へ入ります。この道路は,昔の地図にも書いてある道で,昔から生活道路になっていた道の様です(一番上の写真)。
その道路の突き当りが日暮里崖線で,そこにかつて崖上から下へ降りるモチ坂という坂道がありました。日暮里崖線から下へ降りる坂は,昔は数多くあったようですが,線路が崖を削って作られるようになって,その多くがなくなってしまいました。モチ坂もそんな失われた坂の一つです。モチ坂を示す標柱には,坂上にモチの木があったから名付けられたという話が書いてあるのですが,「崖雪崩(がけなだれ)という急斜面
を蛇行して下る坂道の跡が,わずかに残されている場所」と書いてあります。ただ「坂道の跡」というのがよくわかりません。がけ下を除いても,すぐ下に京浜東北線の線路があるだけで,坂道の跡というのが何を指しているのかわかりませんでした。
このモチ坂,坂を下りたところにかつては踏切りがあったようですが,その後跨線橋になったとの事です。ところがその跨線橋も撤去されてしまい(最後の写真のように,前方に新幹線の高架橋ができてしまい,跨線橋設置も不可能になってしまいました),今では線路の方へは行けず,左右の小道に逃げるしかありません。私はそこから右へ行って,西日暮里駅に出ました。
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