「書店ゼロ」全市町村の26%に 書店数は10年で3割減
「書店ゼロ,全市町村の26%に 書店数は10年で3割減」という記事を読みました。
この記事は一つ忘れている。本は書店で買わなくても,手元に届く。
その街に書店がなくても,近隣の都市に大きめの書店があれば,たまにショーウィンドウ的に覗くことができる。そして,Amazonや楽天ブックスで注文すれば,本が家に届く。
以前,店舗内の端末で書籍を注文してもらい,自宅へ配送するサービスと電子書籍を書店で販売することを構想した書店があったが,本を売る書店の本分を忘れているとか,結構散々な評判だった。しかし,書店がショーウィンドウなら,書店の端末で電子書籍を買ってその書店にお金が入るのは合理的だし,書店の端末からネット書店へ注文を出して書店にお金が入るのも合理的だ。
書店の本分は今や本を売ることではない。ショーウィンドウだ。それにはある程度大きな書店で,たくさん本を揃えなければならない。勢い,ある程度の都市の大きな書店となる。
普段使いの街の本屋は,成立しないのは当たり前だし,それでいいと思う。
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