腕時計が止まった
腕時計が止まってしまいました。スマホを持っているのに,時間を見るのには腕時計が便利です。特に冬は,シャツの胸ポケットやカバンの中のスマホを出すのは面倒に感じます。シャツの上にフリースと上着という2枚を重ね着していますから,胸ポケットだって簡単にアクセスできないのです。
腕時計が止まったのなら,電池がないのだろうということですが,その通りです。ただ,私の腕時計は,ソーラー時計で,電波時計なのです。今年の冬から着だしたフリースと上着の袖が長く,耐寒性は大変いいのですが,常時腕時計はその2枚で隠れてしまいます。だから,まったく充電できないということのようです。しばらく机の上に出しておいたら,また動き出しました。しかし今度は,電波を拾わなくなりました。「電波が来ていません」という表示になるのです。うちへ帰ってきて強制的に電波を拾うモードにしても,「電波が来ていません」ということでした。
昨日までは何の苦も無く電波を拾っていたのに・・・。ということで,ネットで検索して,スマホで疑似的な電波を発信させ,電波時計の時刻を合わせるというアプリがあることを知りました。何種類かあるようですが,私が使ったのはJJYシミュレーターというアプリです。
スマホのスピーカの近くに時計を置き,電波時計を強制受信モードにすると,スマホの時刻に時計が合うというアプリで,スマホのスピーカーでうまくいかなければ,スマホにイヤホンをセットして,イヤホンを時計に巻き付けるという手もあるということでした。
ネットでいろいろ検索したら,そのイヤホンは,100金で売っているような,キンキンする音が出る安いものほどうまくいくと書いてありました。そこで,手持ちのイヤホンのうち,なるべく安っぽいものを選んで試してみたら,これがうまくいきました。腕時計の受信感度は高・中・低の低だったのですが,見事に時刻の校正が完了しました。そうしたらそれ以降,いつものように時計が電波を受信するようになったのです。どういうことでしょうね?
このアプリの原理について,次のような記述があります。
「電波時計用JJYシミュレータは、特殊な送信機などのハードウエアを要することなく40KHzの電波を出すために、歪んだ波形に含まれる3次高長波成分を利用しています。」途中を端折ると,「電波時計用JJYシミュレータはこの原理を使い、13.333KHzの音を再生することにより、その3倍の39.999KHzの電波を出しています。」ということで,これだけではなんだかわからないと思います。関心のある方は下のURLを参照してください。丁寧に解説してくださっています。↓
http://www.starstonesoft.com/jjy_simulator.htm
| 固定リンク
コメント