京都旅行で南禅寺に行った
二泊三日の京都旅行の1日目,京都に着いたその日に,ホテルにチェックインもせず,京都駅のコインロッカーに荷物を預けて比叡山延暦寺に行った話を先日アップしました。続く2日目は,南禅寺界隈を歩きました。
地下鉄烏丸線四条駅付近にあるホテルから,イノダコーヒー店本店経由で(ここで朝食をとった)烏丸御池駅まで歩きました。烏丸御池駅から地下鉄東西線で蹴上駅へ。そこから南禅寺まで歩きました。
蹴上駅から南禅寺への途中に,インクラインの下を通る「ねじりんぼ」とよばれる「蹴上トンネル」をくぐります。レンガ造りのトンネルのレンガが,斜めに積み上げられており,まさにトンネルの中は捩じれた空間になっているのです。
南禅寺の印象は,ひとことで言って「巨大だ」。三門も巨大なら(石川五右衛門が桜を眺めながら「絶景かな,絶景かな」と見得を切るのが三門楼上です)本堂も巨大です。何が巨大かというと,使っている柱の太さが巨大なのです。柱が太いものだから,建物全体のどっしり感が半端ない印象です。
(写真は,南禅寺三門から本堂を見たところ。)
南禅寺境内といっていい場所にあるのが「水路閣」です。琵琶湖の水を京都に引いた「琵琶湖疎水」が通る,レンガ造りの水道橋が「水路閣」です。階段を上り,水路閣の上面まで登ってみると,今も水が流れているのが眺められました。
(写真は,水路閣全景と水路閣の上の水路)
ここから北方へ行く「哲学の道」という散歩道があり,そこを歩いて30分あまりで銀閣寺に至ります。その途中,金地院,大豊神社へ寄って参拝しました。
金地院は南禅寺の塔頭で,境内に徳川家康の遺言に基づく3つの東照宮のうちの一つがあります。本堂,茶室は重要文化財。庭園「鶴亀の庭」は国指定特別名勝,紙本墨画溪陰小築図,絹本著色秋景山水図,冬景山水図などは国宝です。しかも,Wikipediaの受け売りですが「この寺は,江戸時代を通じて五山十刹以下全ての住職の任命権を持つ事実上の最高機関とされた。また10万石の格式を持ち、"寺大名" とも呼ばれた。小堀遠州作の庭が国の特別名勝に指定されている。」という,なにやらすごそうな寺です。
(写真は,金地院の鶴亀の庭)
大豊神社は鹿ケ谷や南禅寺一帯の氏神様だそうです。この神社はまた狛ねずみの社として有名で,社内の大国社には,狛犬ならぬ一対の狛ねずみが置かれています。大国主命を狛ねずみが助けた故事によると言います。
少彦名命を奉祀して創建され,後に応神天皇と菅原道真が合祀された神社だそうです。まあ,由緒正しい古刹ばかり訪ねているからでしょうが,京都の寺社は,どこも風情があります。
(写真は,大豊神社大国社と狛ねずみ)
そして至った銀閣寺は,入り口付近にあの有名な建物があり,庭園の奥に鎮座しているのかと思っていたので,いささか驚きました。門を入ってそのわきを通ったのに,はじめはわからないくらいでした。庭園を奥へ進み,振り返ってはじめてあの有名な建物に気づいたくらいです。銀閣寺では奥の山上の展望台まで行きました。京都の町を展望できる展望台で,なかなかの眺めでした。
(写真は,銀閣寺と庭園)
銀閣寺からは,南禅寺付近に戻って,夕食をいただきます。南禅寺名物は豆腐料理。豆腐料理を5時から予約していました。その話はまた後日。
(写真は全て,クリックすると拡大します。)
| 固定リンク
コメント