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2023/02/26

南禅寺で豆腐料理を

Hikiageyuba ニ泊三日の京都旅行の2日目,夕食は南禅寺名物の豆腐料理です。「順正」という老舗の豆腐料亭を夕方5時に予約していました。
 個室を予約していましたが,素敵な庭が望める部屋でした。豆腐コースと湯葉コースを選べるようになっていて,あらかじめ湯葉コースを選んでいました。旅行前の計画時に,カミさんから豆腐を食べると聞いた時は,「えっ,豆腐・・・」という気がしました。豆腐は特に嫌いなわけではありませんし,ほぼ毎日食べていますが,毎日食べるものを京都まで行って食べるのかという気分でした。そうしたら,豆腐料理と湯葉料理があって,どちらかを選択するのだといいます。湯葉なら結構好きな食べ物です。それで,結局湯葉コースを選んで,「順正」で夕食を取ることにしたのです。
 5時からのディナーでしたから,店に入るときはまだ明るかったのですが,やがて暗くなり,庭園にも灯りがつきました。
 3人で入ったので,湯葉用に,豆乳をたっぷり湛えた三分割された鍋がやってきました。メニューは,次の通りです。

先附:さしみ湯葉,車海老,雲丹,うすい豆のすり流し
口取:旬の前菜盛合わせ,山菜胡麻和え,鰯梅煮
向附:旬魚のお造り(今回は鯛)
温物:引き上げ湯葉
焚合:聖護院大根,蟹あんかけ,いくら,菜の花,ブロッコリー
焼物:甘鯛若狭焼き,はじかみ,からし菜もみのり和え,京生麩柚子味味噌田楽
油物:ふぐの唐揚げ,白子の天ぷら
酢物:氷魚釜揚げ,分葱,独活(うど),昆布,人参,酢味噌,三宝柚釜仕立て
御飯:季節の釜焚きご飯
止椀:丹波味噌赤出汁
香物:菜の花漬,柴漬,柚子大根
水物:旬の美味

 どれもおいしかったのですが,やはり印象に残るのは,温物の引き上げ湯葉ですね。豆乳を張った鍋に下から熱を加え,幕を張ったその幕を串で引き上げておいしいツユにつけて食べるというスタイル。湯葉といえば,出来上がって巻いてある湯葉しか食べたことがなかったので,新鮮でした。巻いてある湯葉ならば,2~3口で食べてしまいますが,鍋に張った湯葉を引き上げて食べるスタイルでは,その他の様々な料理を味わいながら,幕ができたころ合いを見計らって引き上げて食べるという事になります。コースの最初から最後まで,この湯葉を食べられるわけですから,コース料理のメインとしてはなかなか楽しめるスタイルでした。
Img_8991Img_8987Img_8990Img_8984Img_8992Dessert

 「水物:旬の美味」については,「あっ」と思った時には全て食べた後だったので,食べた後の容器だけの写真しかありません。写真はコースの順番に並んでいるわけではありません。写真とメニューを合わせてみると,上段の左から,油物,焚合,焼物,下段左に移って,先附と口取,酢物,水物(食べた後なので,ガラス容器だけ)。
(写真は,クリックすると拡大します。)

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