江の島へ行ってきました
鎌倉から江ノ電に乗って,江の島を望む片瀬海岸には何回も行ったことがあるのですが,これまで江の島に渡ったことはありませんでした。何となく,渡っても面白いという気がしていなかったからです。ところが,少し前にNHKの「ブラタモリ」で取り上げられ,機会があったら行ってみようかなという気になっていました。
さて日曜日,カミさんと久しぶりに車でドライブにでも行こうかという話になったのですが,「どこへ?」という話になると,適当な目的地が思い浮かびません。「それじゃあ,この前テレビで見た江の島へでも行こうか」という事になり,「それなら車で行く事はないんじゃない」という事になり,結局小田急で江の島へ行く事になったのです。
竜宮城を模した小田急江ノ島線の片瀬江ノ島駅は,鎌倉から江ノ電でやって来て,この駅から小田急に乗って帰宅する際に使う駅ですから,なじみはありました。今回は,この駅で降りて「弁天橋」という歩行者専用橋を渡って江の島に上陸したわけです。江の島には「辺津宮」「中津宮」「奥津宮」の3宮を有する江島神社(えのしまじんじゃ)があり,とりあえずこの3宮と有名な洞窟を回ろうと思いました。
まず本土と江の島を結ぶ「弁天橋」に一番近い「辺津宮」へ。その参道の人出にはびっくり。原宿の竹下通りかと思うくらいの人出でした。ここから上り坂となり中腹の「中津宮」へ上り,さらに上って頂上を経由した後,少し下がって「奥津宮」へ。頂上から「奥津宮」への階段はかなり急,かつ長距離で,行きは階段を降りることになるのでそれほどでもないのですが,帰りはこれを上ることになるのが思いやられます。「奥津宮」の隣には,大きな龍の石像がある「竜宮」があります。その場所は江島神社発祥の洞窟の真上にあたるとの事。そもそも江の島は,昔から龍の住む島といわれているそうです。
奥津宮から海べりの洞窟「江の島岩屋」へ降りていきます。洞窟は2本あり,いずれも海の波が岩を削って作った海食洞窟です。1本目の洞窟はろうそくの灯った燭台を持ちながら奥へ入っていきます。弘法大師や日蓮上人も修行したといわれ,源頼朝も戦勝祈願に訪れたという岩屋です。
1本目の洞窟が天井や一部壁面の補強以外は比較的できたままという感じであるのに対して,2本目の洞窟は天井にイルミネーションを施した華やかな洞窟で,奥にはライトアップされた龍の像がありました。
さて帰りは,途中から頂上を経由せず直接「辺津宮」の下まで短時間で降りることができる「下道」という道を通り,前述の急で長い階段をパスしようと思っていたのですが,下道へ入る場所がわからず,「下道」への入口を通り過ぎてしまいました。結局,長い急階段を上り結構閉口しながら,来た道を戻りました。
江の島には,「エスカー」という上り専用のエスカレーターが3本あります。それに乗れば,参道の終わりから「辺津宮」,そこから「中津宮」,さらにそこから江の島頂上へと登ることができ,あとは下り坂で「奥津宮」,そして洞窟へと苦も無く行く事ができます。帰りは,洞窟から「下道」入口までは上り階段がありますが,下道を使えば頂上を経由せず,楽に駅まで戻れます。私たちは結局そのどちらも使わずに,すべて徒歩で江の島を巡りました。江の島詣では,思いの外楽しい道程でした。
(写真には特に説明をつけませんが,本文を参照すれば,どんなシーンかわかるかと思います。最後の写真は第二洞窟のイルミネーションの様子ですが,実物は写真よりもっとキラキラした,まさに華やかなイルミネーションでした。写真はクリックすると拡大します。)
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