観光しやすい街
これまで旅行で行った街の中で,長崎は市内観光がとても回りやすかったという印象がありました。これは,長崎の市内電車,「長崎電軌」の存在が絶大です。おそらく街の規模的にもそれに適した大きさだったという事でしょう。長崎電軌は,かなりのフリークエントサービスで,1本逃してもすぐに次の電車がやって来て,その便利さで長崎の街自体の印象が大変よくなったと思います。
今回行った京都については,2年前は観光案内に従って市内観光としては主としてバスで回りました。今回は電車で回ったのですが,2本の地下鉄や阪急,京阪という市内では地下を走る私鉄を利用して,かなり便利に市内観光ができました。京都も,それに適した市内規模の街だという事だと思います。坂本など,滋賀県内に行ってもJR湖西線で17分しかかからないという規模でしたからね。
東京はどうでしょうか?
コロナ前の話になりますが,オーストラリアから出張でやってきたエンジニアは,東京の交通を絶賛し,「JRの路線網でどこへでも行けるじゃないか!」と感動していました。私などは,JRだけでどこへでも行けるとは思えないのですが,彼は英語版の鉄道路線図を持っており,それでどこへでも行くのだと言っていました。私が地下鉄の路線図を印刷して渡しましたが,複雑すぎてよくわからないという印象の様です。まあそれはそうでしょうね。一部2路線が並行して重複して走っていたり,他路線への乗り入れが描かれていたり,なかなか複雑な路線図になっています。
今回の私たちの京都旅行にしても,目的地まで駅から少し歩くのは仕方ないという覚悟でしたから,鉄道利用が便利に思えたのでしょう。そういえばオーストラリアのエンジニアも,「歩くのは苦にならないし,街を観察できてかえって結構」という人でしたね。
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