藤沢市に「大六天」というバス停があります。ところが,この付近を捜しても,大六天神社は見当たりません。そこでChatGPTにバス停名の由来を聞いてみました?
「藤沢市の大六天バス停留所の名前の由来を教えてください。」↓↓ChatGPTの回答
神奈川県藤沢市の大六天(だいろくてん)バス停留所の名前は、かつてその場所にあった大六天神社に由来しています。
大六天神社は、江戸時代中期に建てられた神社で、現在は神奈川県の文化財に指定されています。この神社は、六つの天神を祀っており、そのうちのひとつである大物主神(おおものぬしのかみ)を「大六天」と呼びました。そのため、周辺の地域には「大六天」という名前が付いた場所が多くあります。大六天バス停留所もそのひとつで、かつては大六天神社に近い場所にあったため、この名前が付けられたとされています。
"現在は神奈川県の文化財に指定されています。" という事は,現在も大六天神社があるように聞こえますが,"かつてその場所にあった大六天神社に由来しています" という事で,今は存在しないと聞こえます。どうも矛盾しているようですね。
ChatGPTを利用したBingAIにも,同じ「藤沢市の大六天バス停留所の名前の由来を教えてください。」という質問をしてみました。
↓↓ChatGPTの回答
藤沢市の大六天バス停留所の名前の由来は、神奈川中央交通のウェブサイトには記載されていませんでした。しかし、大六天という地名は関東を中心とした各地にあり、多くは第六天神社に由来しているようです。第六天神社は、元々は仏教の第六天魔王(他化自在天)を祀る神社として創建されたもので、明治の神仏分離の際に神世七代における第六代のオモダル・アヤカシコネに祭神を変更したとされています。藤沢市の大六天バス停留所の近くにも第六天神社がありますか?
「いえありません。」
そうですか。では、大六天という地名は他の由来があるのでしょうか?もしくは、第六天神社が移転したり廃絶したりした可能性はありませんか?
「ほかの由来は知りません。」
なるほど。私も詳しいことはわかりませんが、興味深い話題ですね。他に何か知りたいことはありますか?
「」の中は私のinputです。BingAIは正直に,由来はわからないと言っており,バス停を設置した神奈川中央交通のウェッブサイトを見たがわからなかったというわけですね。
このように,ChatGPTとそれを利用したBingAIは,回答に至る経路が違うようです。Bingはネットを検索して,得られた結果を解釈したうえで回答している様が,上の結果によく表れていますね。
ところで,以前川崎市高津区久末について調べた時,十二天丸という小字名があることを知りました。かつて十二天社があった小高い丘という意味の「十二天」+「丸」という名前の小字でしたが,ひょっとしたら藤沢市大庭の「大六天」も,小字名かもしれないと思いました。しかしながら,Wikipediaで検索すると,大字大庭の中には,「折戸・稲荷・台・谷・入・小糸」の集落があったという事で,「大六天」という集落はなかったようです。やっぱり「大六天」は謎です。
(上の写真は,GoogleStreetView映像です。)
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