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2023/07/16

宮崎駿監督の新作「君たちはどう生きるか」が公開

Kimitachihadouikiruka 宮崎駿監督の新作アニメ「君たちはどう生きるか」の公開が,7月14日(金)から始ま誌ました。
 「君たちはどう生きるか」という題名は,やはりの戦前に発表され,戦後,時代に合うような改変が行われた吉野源三郎の小説を思い浮かべるのですが,今回はこの原作のアニメ映画化ではなく,原作のジュブナイル小説は作品中には主人公にとって大きな意味を持つという形で関わっているとの事です。
 この映画の公開前には,ポスター以外の宣伝は行われず,内容等もわからないままに公開が始まりました。
 映画は極力前情報をシャットアウトした状態で見るべきだという知人がいます。新エバ最終作の時などは特に力を入れ,SNSは完全に数か月間シャットアウト。早くから前売りを買って上映開始日当日に行ったのはもちろん(公開初日の朝一の上映を目指していたのですが,それはできなかったようです),前の回の帰りの観客の話を聞かないように,ノイズキャンセリングイヤホンを装着して音楽を流しながら場内に入ったという人です。今回は制作側もそれに協力した形ですね。
 ジブリの事前情報遮断の意図は,やはりそこにあるのでしょうか?
 スタジオジブリの鈴木社長は,「いろいろ考えているうちに一切宣伝がなかったら、皆さんどう思うんだろうと考えてみた。僕の考えですけど、これだけ情報があふれている時代、もしかしたら情報がないことがエンタテインメントになる。そんなふうに考えました。うまくいくかどうかわかりません。わからないけど、それを信じてやる、ということです」と語っているそうです。
 しかしながら,宮崎駿監督のジブリ作品というだけで,最大限に近い宣伝になっていますからね。あとの宣伝は,なんにしても,ほんの少し背中を押すだけ。そういう意味では,ジブリならではの宣伝方法で,あまり一般化して考えることはできないですね。
 Wikipediaでは,既にフルにストーリーが紹介されています。公式の宣伝ではないけれど,こういうのも,口コミというのかな?

 宮崎駿監督は,前作「風立ちぬ」をもって引退すると発表しましたが,今作は「自分は引退中であり、引退しながらやっている」と言っていました。宮崎駿監督は絵コンテづくりに注力し,実際の監督は,作画監督の本田雄氏が主に担っていたようです。

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