マイナンバーカードのトラブル
マイナンバーカードのトラブルが多発し,マイナンバーカードについての不信感が広がっています。
それについて,かなりわかりやすい動画がネット上にあったので,リンクを張って紹介します。
まとめると・・・
1.一億枚弱発行したマイナンバーカードのうちの十万件程度のミスというのは,ITがらみとしてはかなり成績がいい。(私もそう思います。)
2.4種類のミスがる。それぞれ,①マイナンバーカードには全く関係ないもの,②しょうがないもの,③簡単に修復できるもの,④深刻なものの4種。
3.4種のミスのうち,深刻なのは保険証のミスのみ。証明書のコンビニ発行のミスはマイナンバーカードには全く関係ない(運転免許証を個人特定に使用しても,同じことが起こる)。しょうがないのは家族名義の口座への紐づけ。マイナンバーカードは名前の読み仮名がなく漢字のみのシステム。銀行口座は漢字がなく読み仮名だけのシステム。そもそも簡単に正しく紐づくわけがない。紐づけのために戸籍を参照しようにも,戸籍にはフリガナがない。明治以来のシステムが癌になっている。
4.全員が持っている(強制の)紙の保険証をやめて,全員が持っていない(任意の)マイナンバーカードに一本化するのは不合理。だからマイナンバーカードを持っていない人向けに,保険証に替わる新たなカードを発行しなければならなくなる。役所に新らたな事務が発生し,まったく不合理。紙のカードも継続使用できることでいい。
5.マイナンバーカードの返納運動というのは,何も誰も利益がなく,意味なしでバカみたい。
マイナンバーカードを返納しても,マイナンバー自身は相変わらず消えないわけで,自分がアクセスできる情報がカード返納により制限されるだけ。例えば,保険証の紐づけミスは,マイナンバー自身の紐づけが間違っているわけで,カードを返納したからって解消されるわけではない。
そんなとこでいいですか?
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