18日はダートムーアからロンドンに戻ります
9月18日は,ダートムーアにお別れして,ロンドンへ戻ります。ダートムーアの玄関口,Newton Abbot駅から列車に乗って,ロンドンPadington駅に向かいます。
往路の切符は,PadingtonからNewton Abbotまで一枚の切符でしたが,復路の切符はNewton Abbot→Castle CaryとCastle Cary→Padingtonの2枚に分かれていました(娘が出発前にネットで予約したものでしたが)。娘は,時刻表を参照して直通列車の切符を購入したのだというのですが,スマホに入った2枚の切符を見てCastle Caryで乗り換えが生じるのではないかと思いました。しかしながら,指定席の座席No.は,Castle Cary前後の列車で同じ席が指定されています。なんだか訳が分かりませんでしたが,ダートムーアの宿泊先の方に聞いたら,列車は直通でも,切符を二枚に分けるとよくわからない理由で安く買えることがあり,または一つの列車でも途中駅で運行会社が変わる事もあるとの事。イギリスの鉄道は,線路を持っている組織と,列車の運行会社が違っており,同じ線路を走る列車でも様々な運行会社の列車が走っているとの事。だから,一つの列車でも,ある駅で運行会社が変わる事もあるという事でした。
日本の例を強いてあげれば,東急東横線を走る列車が,東武鉄道の車両であったり,東京都交通局の車両であったり,東京メトロの車両であったり,西武鉄道の車両であったり,相模鉄道の車両であったりするようなものかもしれません。途中駅で運行会社が変わる例としては,東京発博多行の新幹線が,新大阪駅でJR東海からJR西日本にバトンタッチされるのに似ています。
写真の列車は,往路のパディントン駅に停車中の800形か802形で,電化区間では架線から集電し,非電化区間では床下のディーゼルエンジンにより発電機を稼働させて電力を得るバイモード車です。10年前にダートムーアを訪れたときは,HST(ハイスピードトレイン)という,客車の前後にディーゼル機関車を連結した列車でしたが,800形,802形では,ディーゼル機関は床下に設置され,先頭,終端車両にも乗客が乗ることができます。
この車両は,日立製作所製で,モータは日立製,ディーゼルエンジンはロールスロイスのドイツ子会社製だそうです。
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